炊事の後は、手が乾燥してしまいます。かさかさしたり、赤くなったり。
そこで、ハンドクリームを塗ります。
その手荒れの対処で堂々巡りをして、ますます手荒れ、湿疹がひどくなった私の経験についてお話しします。
ハンドクリームを塗っても、薬を塗っても治らない
寒い季節、炊事後の手のかさかさ対処に、毎年、大体同じハンドクリームを使っていました。
ある年の冬、ハンドクリームを塗ってもかさかさは一向に治らず、痒みも出てきました。痒みは治まる気配はなく、仕方ないので弱いステロイド軟膏を塗りました。
2,3日は荒れや痒みは治まっているのですが、またひどくなります。
そういう状態を繰り返していました。
手袋をしても状況変わらず
「 これは洗剤を素手で触っているからだ、洗剤がよほど合わないに違いない。 」と勝手に判断して、炊事をする時は手袋をするようにしました。
そして、炊事の後は、いつものハンドクリーム。もう何年も使っているメーカーの同じ製品です。
でも、一向に症状は良くならず・・・
それどころか、ますます症状はひどくなり、指の内側まで湿疹が広がり、夜中に我慢できなくて掻いてしまうほどでした。
病院を受診、でも治らない
たまらず、皮膚科を受診しました。
手湿疹との診断を受け、ステロイド軟膏と肌を保湿、保護する軟膏を処方されました。
一時よくなりましたが、結局、治りません。
とにかく湿疹が出て痒い、痒い。
とても人前に出せるような手ではない状態まで、ひどくなりました。
手湿疹の原因はワセリンだった
乾燥の季節が過ぎ、暑くなっても手湿疹は治らず・・・
そして、ある時突然、判明した私の手湿疹の原因は
ワセリン
長年使っていたハンドクリーム、ステロイド軟膏、病院で処方された保湿剤、これらすべてにワセリンが使われていました。
不純物を取り除きワセリンの純度を高めたプロペト、サンホワイト(ほとんど酸化しない性質を持つほど純度が高い)なども処方されましたが、いくら純度が高くても私には合わないということが判明しました。
病院でワセリンが合わないのではと何度か尋ねたことがありましたが、ワセリンが合わない人は見たことがないと言われ、それを信じてずっと使っていたのが間違いでした。
受診したほとんど全ての皮膚科、アレルギー科で、アトピーと診断されたほどでした。
今まで手に塗っていた薬、保湿剤を全て止めたら、瞬く間に快方へと向かいました。
現在、素手で炊事をして、その後は無鉱物油のハンドクリームを塗っています。これで、手荒れすることは全くなくなりました。湿疹も痒みもありません。
手袋をして痒くなったのは、ゴムが原因でした。
あれ以来、虫さされなどの時など軟膏は使えないとわかったので、今はこれを使っています。
かゆみとバイバイ
私の夏の必需品です(笑)