化粧かぶれ備忘録その②~乾燥と湿潤の入り交じりから回復へのきっかけ

原因が分かり治るまで5年余り費やした私の化粧かぶれの備忘録です。

その①はこちらをご覧ください。

化粧かぶれ備忘録その①~突然目尻の痒みから始まった

2020年5月28日

外出もできない日々

一時期少し良くなっては繰り返しの日々を送り、

5年くらい経った頃、また一気に悪化してきました。

上の図のような感じです。

顔全体が赤く、痒く、乾燥した部分や湿潤した部分が入り交じった肌になり、外出もままならない状態でした。

お医者さんの言われた通りアトピーだと信じ切ってきました。

もうきっと一生治らないんだと思っていました。

ゴミ出しすらもできなくて、主人に頼んで出してもらっていました。

どうしても外出しなければならない時は、マスク、帽子、サングラスをして出かけました。ちょうど花粉の季節だったので、さほど違和感はなかったと思います。それだけが唯一の救いでした。

細菌やカビの感染

あまりにひどいので、その頃受診していた皮膚科では(もう何件目でしょう?)、ステロイド内服薬を出されました。

飲み薬ですから、よく効きます。皮膚が一気にむけてきれいになりますし、痒みもなくなります。

でも、服用を止めると以前よりもっとひどくなる。ステロイド内服薬を長期に渡り使用するのは副作用も怖いので、やはり服用は中止することにしました。

そして、また塗り薬での治療となりました。

しばらくして、何だか肌の状態がちょっとおかしい・・・

原因は細菌やカビでした。

前回お話ししたように、プロトピックやステロイドは免疫抑制の作用があるので、継続使用するとニキビが出ます。そして、肌が細菌やカビに感染しやすくなります。

そして、抗生物質や真菌治療薬のニゾラールなどを処方されました。

それから、やはり肌の保湿剤。皮膚再生を促すビタミンAが入った保湿剤だったように思います。

アトピーは治らないし、細菌やカビには感染する。

もうこの先どうやって生きていけばいいのだろう、そんな気持ちで毎日を過ごしていました。

あれ?おかしいと思った回復への気付き

そんなある時、あれ?と思った出来事が起こりました。

回復への第一歩の気付きです。

上記の抗生物質やニゾラールなどの処方を出された皮膚科で、一緒に出されたビタミンAが入った保湿剤。

それをほぼ顔全体に塗っていたのですが、鏡を見てふと気付きました。

あれ、保湿剤を指で塗った通りに赤くなっている。

下図のような感じです。
   ↓

鼻は唯一大丈夫だった場所だったので、鼻をさけて、その周りをなぞるように保湿剤を塗っていました。

指でなぞった通りに赤くなっているのです。

これは、配合されているビタミンAが合わないのか・・・

または、保湿剤そのものが合わないのか・・・

そして、その皮膚科を受診して先生に尋ねてみました。

でも、返ってきた答えは、

「その 保湿剤が合わない人はいない。肌が敏感になっているだけ。 」


実は、今まで受診した病院で何度か同じようなことを質問したことがあります。

ワセリンが合わないのではないかと

そして、返ってきた答えは、みな同じ

「 ワセリンが合わない人はいない。 」

実際、ワセリンを止めてみたことがあるのですが、あまり状況は変わらなかったので、やっぱり違ったのかな、と思っていました。


でも、今回は先生がそう言ってもやっぱりおかしい。やはりワセリンなのか・・・

その時、いろいろ調べて初めて気付いたのですが、今までかかった病院で処方された塗り薬(軟膏)の基剤は全てワセリンなど鉱物油由来のものでした。

そして皮膚を保護するために処方された保湿剤に使われていたものは、ワセリン、流動パラフィン、ミネラルオイル

つまり一言でいえば、鉱物油

私は鉱物油が肌に合っていなかったのではないか・・・

その日から処方されたいっさいの軟膏、保湿剤を止めてみました。

そうしたら、徐々に治ってきたんです。

赤みや痒みが徐々に引いていき、肌が少しずつですが、元の色に戻ってきました。

化粧かぶれの全貌とは、私が至った結論

私が最初に目の周りに痒みを感じてからの化粧かぶれの全貌について、私が至った結論は次の通りです。

  1. 目尻から痒みが広がり、目の周り全体が赤く痒くかさかさになった → 今まで使っていたアイメイクとスキンケアに突如アレルギーが出た
  2. 病院を受診して、ステロイドや保湿剤を処方してもらう → いったん良くなりまた悪くなるの繰り返し
  3. その後、皮膚科、アレルギー科など何件も受診し、アトピーと診断され、ステロイド、プロトピック、保湿剤を処方される → 良くなっては悪くなるの繰り返し
  4. アトピーだと信じ、保険外診療で体質改善をはかるも治らず
  5. その後も何件か皮膚科、アレルギー科など受診 → そのうち顔全体が乾燥と湿潤の入り交じり状態となり、外出すらできない状態になる
  6. ステロイドやプロトピックの副作用により、肌が細菌感染し、抗生物質やニゾラールを処方される
  7. 保湿剤を指で塗った通りに肌が赤くなっていることに気付く
  8. 今まで処方された塗り薬(軟膏)、保湿剤全てに鉱物油が使用されていることに気付き、それらを全て使用中止する
  9. だんだん赤み、痒みが引き、肌の色が少しずつ元の色に戻ってきた。



最初に化粧かぶれを起こしたアイメイクとスキンケアには鉱物油は使われていませんでしたので、何かの成分にアレルギーが出たのだと思います。それは未だに何かはわかりません。

途中、保湿剤のワセリンを使用を中止しても良くならなかったのは、塗り薬の基剤にも鉱物油が使われているからでした。

もう、本当にうれしかったです。回復の兆しが見えてきました。今度こそ治ると思いました。



次回は、その後の経過と肌に合うスキンケアとメイク探しについて書きたいと思います。



こちらに参加しています。ポチっとして頂けると、励みになります。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ

PVアクセスランキング にほんブログ村