今から20数年前、スキューバダイビングのライセンスを取りました。今はもうたぶん潜れません。
海岸から海にエントリーする時は(海に入ることをダイビングではエントリーと言います)、酸素ボンベを背負ったまま海岸まで行くのですが、酸素ボンベってすっごく重くて、今背負うことは不可能かなと思います。
ハワイの海に潜った時には、亀も見ました。
そのダイビングで、一度うっかり猛烈に日焼けしてしまったことがあります。耳の皮までむけました。
さすがに30を過ぎて、ヤバくない?と焦りに焦り・・・
その時に対処した方法をお話しします。
幸い、シミは残っていません。
目次
ダイビングでうっかり猛烈日焼けした後、おこなった事
私は日に当たるとすぐに赤くなるタイプです。割合すぐに戻るのですが、この時ばかりは何度も皮がむけました。
真夏の伊豆の海での出来事です。
海に入るのだからとメイクを落とし、日焼け止めを塗り、いざ海の中へ。
そしてダイビングを楽しんだ後、夜になって顔がほてりはじめました。
「ん、日焼けした?」
ダイビングする前に日焼け止めを塗ったきり、塗っていなかったのです。
当然海に入れば日焼け止めは落ちてしまいます。
30過ぎて、「さすがにそれはやば~い。」と焦りました。
そして、帰宅後すぐに次の2つを実行しました。
1.炎症を抑える化粧水を購入。炎症を抑えると同時に、日焼け後は乾燥するので保湿を心がけました。
2.内側からも何とかしなければと思い、ドラッグストアでビタミンC製剤の「シナール」を購入して、1ヶ月間かかさず飲み続けました。
1ヶ月の間に、耳の皮や頭皮もむけてしまいました。
海の紫外線は本当に強力です。
炎症を抑える化粧水を塗布し、保湿を十分したことと、ビタミンC製剤を飲んだおかげか、皮膚は何度かむけてしまったものの、シミにもならずにすみました。
本当にこの時は猛省しました。
うっかり紫外線を浴びてしまった後は、早期の対処が有効ですね。
外からもですが、内からもすぐにきちんとシミ対策をしたのが良かったのだと思っています。
当時はビタミンC剤くらいしかありませんでしたが、現在はビタミンC誘導体やトラネキサム酸など、シミ対策や美白に有効な成分が出ていますから、しっかり対処すれば大丈夫だと思います。
うっかり猛烈日焼けのその後は、しっかりと日常でも紫外線対策をしています。
紫外線の種類は3つ
肌老化の9割は光老化
肌老化の9割は紫外線の影響と言われているほど、紫外線の肌への影響は大きく、この光老化をなるべく避けるたまには、一年通して紫外線対策が必要です。
紫外線には3種類あります。
UV-A波、UV-B波、UV-C波です。地球上に届くのは、UV-A波とUV-B波です。
UV-A波
太陽から届く紫外線の9割はUV-A波です。UV-A波は波長が長く、肌の奥の真皮にまで届き、真皮にあるコラーゲンやエラスチンを破壊します。長い年月をかけて肌にダメージを与えます。
ハリや弾力などが失われたり、肌を酸化させくすみができる原因ともなります。
UV-A波は雲もガラスも通過します。
UV-B波
紫外線の1割ほどの量で少ないのですが、UV-B波を浴びることにより、短時間で肌が赤くなったり、その後黒くなるサンタンの原因となります。
波長が短く、メラニン色素を増加させてシミやそばかすの原因となる他、表皮を傷つけたり、DNAにも影響を及ぼすと言われています。
UV-C波
通常オゾン層によって吸収され、地表まで届くことはありません。しかしながら、近年のオゾン層破壊によって、その危険性が問題となっています。
紫外線の月別量
下の図のように、紫外線は一年を通して降り注いでいます。UV-B波は10~3月は比較的少ないものの、肌老化を起こすUV-A波は一年を通してかなりの量が届いているのがおわかりいただけると思います。
日焼け止めSPFとPAとは
日焼け止めクリームには、上記のように、SPF50 PA++++といった、SPFとPAの表示があります。
SPFとは
SPFはUV-Bに有効な効果指数のことです。日焼け止めを塗らない状態と比較して、UV-Bによるダメージをどのくらいの時間防御できるのかを表示しています。数値が高いほどUVB波を防ぐ効果が高いということになります。
PAとは
PAは、UV-Aを防ぐ効果の表示です。+のマークで表示され、その数が多いほどUV-A波を防ぐ効果が高いことを示しています。
日焼け止めは一度塗ったら終わりではなく、日中こまめに塗りなおすことが必要です。汗や摩擦などによって効果が薄れていくからです。
また、UV-A波は雲やガラスも通り抜けてきますから、曇りの日や屋内でも日焼け止めを塗ることが肌を守ることにつながります。
日常紫外線
短時間でも油断は禁物
日常紫外線は、普段の生活の中で何気なく浴びている紫外線です。洗濯物を干す、ちょっとゴミ出し、窓掃除など、ほんの少しの時間でも毎日となれば蓄積されて、知らず知らずのうちに肌にダメージを与えてしまいます。
UV-Aは窓も通過してきますので、朝起きたら日焼け止めクリームを塗るのが一番の防御策だと思います。それができない場合は、ほんの短時間庭に出る、ベランダに洗濯物を干す、ゴミ出しをするなどの時も、帽子をかぶったり、長そでを羽織るのがよいと思います。
また、自転車に乗る時は、必ず手の甲にも日焼け止めを塗り、手袋をするなどがおすすめです。
紫外線は目からも吸収される
サングラスも必需品です。紫外線は目からも入ってきます。脳は、 目から光の一種であるUVが目に入ると、強い紫外線が入ってきたと判断し、その紫外線から肌を守ろうと、肌にメラニン色素を出すよう指示します。
メラニン色素は、肌を黒くさせる原因となりますから、目から吸収された紫外線によって日焼けが起きるという仕組みになります。
肌老化の90%は光老化です。
紫外線対策を十分にして、お肌を守りましょう!